講師:明樂哲典(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
道場修練内容
推手(すいしゅ)
聞き慣れない言葉だと思いますが、推手というのは太極拳の基本功です。殺陣だけではなく、芝居にも役立つトレーニングだと思います。
~やり方~
お互いの右足の側面を合わせ、右手だけを使い相手のバランスを崩す。右手では、掴んでも押しても足をすくってもOKです。
【追記】左手だけや、両手を使って行う場合もあり。
空手/基本稽古
空手/移動稽古
移動稽古は、手を覚える練習になるので、その都度変えます。
ミット打ち
捌き(さばき)
お互い向き合い、相手の攻撃を受けてからの返しの練習。スウィープ、裏投げ、表投げなど、本当に相手を崩す方法の練習。
マススパーリング
殺陣には殴る蹴る掴むなどの無手の殺陣と、道具を使用する時代殺陣(刀・槍・薙刀・六尺)と言われる物があります。
刀の殺陣
手のひらの中で、刀を遊ばせる素振り。
上の動作に加え、腕の上げ下ろしの動作を加えた素振り。
刀で覚えなければいけない動作は、真向、袈裟切り(左右)、逆袈裟(左右)、銅(左右)、突き(左右)。
上の攻撃に合わせた受け。以上です。
※文=明樂哲典 著『殺陣道場基本コンセプト』より。